- この記事はトコジラミの具体的な対策はありませんが、大事なことを書いています。
- 雑談や飲み会、朝礼のネタに良いかもしれません。
2024年夏、日本はこれまでにない形でトコジラミという問題に直面します。
2023年11月に韓国トコジラミ問題で、日本のニュースでもたくさん報道され、国民全体の認知度が高まりました。
しかしその時は冬。トコジラミのメインシーズンの暑い季節ではありません。
そして今、日本国民がトコジラミの認知度が高い状態で夏を迎えます。
この記事では、日本とトコジラミの関係の歴史、起こり得るトラブルとその対策、そして新時代の到来について探ります。
この記事を書いているのは2024年2月10日です。
トコジラミ対策の全情報まとめ記事はこちら
改めてトコジラミ情報を簡単に
史上最強の害虫、トコジラミ
- 刺されると蚊の20倍痒い
- 生活の質が大低下
- 駆除費用が何十万円
- 大切な家財の処分
- 深刻な睡眠障害
- 終わりが見えない駆除
- 殺虫剤が効かない強さ
- 薬が効かない痒さ
- 心が折れる
実害たっぷり、最悪の害虫です。
日本とトコジラミの長い歴史
①戦後~1970年代 (身近だったトコジラミの駆除成功)
かつて身近だったトコジラミは、一斉駆除により人々の生活から遠ざかりました。
おじいちゃんやおばあちゃんも意外と「南京虫」知ってる?と聞けば
「あの痒い虫ね」などと言った返事が返ってくるかもしれません。
②1970年代~2023年春 (トコジラミを知らない人たち)
この時期は、トコジラミの発生は単発的で、一般にはあまり知られていませんでした。
宿泊施設で働いている方はご存知だと思いますが、
そもそもトコジラミを知らない一般家庭の被害者は無知ゆえに大ダメージを受けます。
被害発生から駆除開始するまでの期間が非常に長い時代です。
発見が遅れ、見つけても完全駆除は難しく、トコジラミが何かも分からない。
③2023年秋 (トコジラミ認知度アップ)
夏にフランスでのトコジラミ騒動、そして冬に韓国でのトコジラミ問題が報じられ、
ニュースでも取り上げられ、Xもインスタもtiktokもトコジラミの投稿が爆増。
私のこれまでの投稿の無断転載も多かったのは悲しかったです。
トコジラミというワードは流行ってた裏腹に、
実際には冬に入る手前だったため実際に被害に合う人は少なかったです。
④2024年夏 (認知度が高い状態でトコジラミのトップシーズンを迎える)
初めて、認知度が高い状態でトコジラミのシーズンを迎えることになります。
私の予想ではあたり一面トコジラミ。のような状態になることはないと考えます。
また、別のトラブルが発生します。
トラブルの詳細は後半にお話しします
SNSの推移と影響
2023年春から私が活動を開始し、2024年冬にかけてSNS上での情報の変化が顕著になりました。
この認知度の向上が、どのように変えていくのかを見ていきます。
この時は主にX(Twitter)でパトロールがメイン活動でした。
「トコジラミ」のツイートしている人は非常に少なく、2分以内でその日の「トコジラミ」情報は全て確認できました。
その他には以下のようなワードで検索し、トコジラミ被害に合っているけど、トコジラミを知らない人に伝えるパトロールをしていました。
「痒い」「ヤバい」「皮膚科」「虫」「虫刺され」「朝」「増える」「旅行」「ホテル」
特に刺された画像を添付している人にはコメントで伝えていました。
そのあと駆除の厳しさに落ち込むのがよくある流れです。
このころの活動は被害に合っている人のサポートがメインでした。
2023年の冬、韓国トコジラミ騒動があり、
このころにフォロワーは100人以下から800人に増えました。
そして問い合わせが激変しました。
みたいな問い合わせが急増です。
韓国旅行に行く前の女性の方、そして帰ってきてトコジラミを知って急激な不安に襲われる女性。
あとは通販で家の中に段ボールを入れてしまって不安
ネカフェでトコジラミいたけど、家に入る前にやること教えて
などなど。
デマや情報の不正確さ
流行ってしまったゆえの。って感じですね。
明らかに間違った情報が非常に多く出回りました。
最初の方はパトロールしていたのですが、1個1個指摘するのも大変なので止めました。
無断転載とかも多くなったので疲れてもいました。
詳しくはこの記事で説明しています。
しかし、何とかしたいではあります。
今後は誤った情報をまとめた記事を作りたいと思っています。
トコジラミ新時代の混沌
訴訟や弁償
あらゆる場面での賠償責任などのトラブルが問題になるのかなと。
ホテルや旅館などの宿泊施設の利用において
決定的な違いはお客さんがトコジラミの知識を得たという点です。
2023年夏までの流れ
●お客さん
痒すぎる。ダニがいたのかな?
●施設側
駆除or放置
2024年夏~認知度アップしたこれから~
●お客さん
これはトコジラミ、クレームだ!
宿泊費の返金!家でも繁殖してるから駆除費を請求!
●今後の施設側
①謝罪
②逆クレーム。昨日までトコジラミはいなかった。
むしろ客が持ち込んだ。逆にホテルの駆除費と売上補填しろ
こんなことが起きるかもしれません。
そしてこれは宿泊施設に限らず、娯楽施設、物流、ありとあらゆる場面でのトラブルが考えられます。
法人側の対策も必要です。
対策・対応を考えておかないと、いきなりのトコジラミクレームに直面する事態になります。
時間もお金も対応も、めちゃくちゃ大変で、営業がストップする恐れもあります。
メンタル面
トコジラミ×強迫性障害
これが出てくると思います。
すでにそうなっている方もいらっしゃると思います。
そうならないよう私は、メンタル面でのサポートにも力を入れています。
トコジラミ×強迫性障害については、後日改めて生地を書きます。
対策
色々考えはあります。
お客さん目線、事業者目線、それぞれですでに対策の記事は出しています。
良ければご覧ください
でも付け足したいことはたくさんあるので、時間があるときに更新します。
直接の問い合わせも対応しています。
どれだけ対策しても不安、と言った方の相談も承ります。
トコジラミに関することなら、どんなことでもどうぞ。
良いこともあるかも
色んな業界や会社がトコジラミを知り、トコジラミ対策に熱心に取り組み、画期的な技術が生まれるかも。
期待しましょう!
その一方でトコジラミを絡めた詐欺製品や悪徳業者も増える可能性も十分にあります。
まとめ
規模が大きくなりますが2024年のトコジラミシーズンは、日本にとって新時代となります。
しかし、トコジラミだけでなく、水面下で問題になっていることはネットやSNSの力によってどんどん表に出てくるでしょう。
しかし、この問題に国民全体で取り組むことで、より良い解決策を見つけ出すことができたらいいなと思います。
あくまで前向きに考えると
これまではトコジラミの被害に気づけない人が多かったので、それと比較すれば確実に良い時代です。
皆で頑張りましょう
私も頑張ります
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