最近、SNSで話題になったある投稿をご存知ですか?
10年以上前に買った液晶テレビ、6年前からドット抜けだと思っていた部分が、実はトコジラミの死骸だった。
一瞬「そんなところに!?」と驚きますよね。
でも、トコジラミ警察としてお伝えしたいのはこうです。
「驚かなくて大丈夫。やることはいつもと一緒です」
この記事では、テレビの中にまで入り込んだ実例を紹介しつつ、
正しい対策と、怖がらないための知識をお届けします。
トコジラミは“暗くて暖かい”場所を好む
「トコジラミ=布団やベッドに潜むもの」と思っていませんか?
確かにそれも正解ですが、彼らは非常に柔軟。
狭くて、暗くて、暖かい場所なら、どこにでも潜むという習性があります。
たとえば…
- テレビの排熱口
- パソコン裏やモデムの内部
- オーディオ機器の中
- 壁のコンセントの隙間
今回の投稿のように、液晶テレビの画素の隙間に死骸が挟まっていたというのも、まさに“彼らの習性どおり”。
どこに潜んでいても、最終的には出てくる。その時を「待ち伏せ」せよ
トコジラミは夜行性で、あなたが寝静まると動き出します。
けれど大事なのは、「どこに潜んでいても、吸血のためには出てこざるを得ない」という点。
その性質を逆手に取りましょう。
こちらが“待ち伏せ”する側になる。
トコジラミに狙われるのではなく、
こちらが「出てきたところを確実に仕留める」仕掛けを用意する。
これがプロのやり方でもあります。
そのために使うのが「残留効果のある殺虫剤」
ただスプレーを振りかけて終わり、では意味がありません。
殺虫剤は残留性のあるものを選び、トコジラミが通るであろう場所にあらかじめ塗布しておく。
これによって、
- トコジラミが出てくる
- 薬剤に触れる
- やられる
という、こちらが有利な「待ち伏せ構造」を作れます。
ピレスロイド系殺虫剤は注意。奥に逃げ込まれる恐れも
よく市販されているスプレータイプには「ピレスロイド系」が多く使われています。
でも、これには注意が必要です。
- ピレスロイド系は忌避性で“逃げ込み行動”を引き起こす
- それにより、さらに奥まった場所や電子機器の中に入り込まれる
- 再発リスクが上がる
たまに、出てこれないほど奥まで入り込むこともある
トコジラミは基本的に「人間の血を吸う」ために、いずれ出てきます。
けれど、殺虫剤の種類やタイミングによっては“出てこれないほど奥”に潜ってしまうこともあります。
特に注意したいのは以下のケース:
- ピレスロイド系のスプレーを空間に噴射したとき
- 家具や家電の構造上、逃げ場が多いとき
おすすめは「ゼロノナイトG」―プロも選ぶ待ち伏せ型殺虫剤
「トコジラミ警察」が推奨するのがこちら。
ゼロノナイトG

ゼロノナイトGの特徴:
- ピレスロイド系ではないので逃げ込ませない
- 強い残留効果で「待ち伏せ」構造に最適
見つけたらすぐ、見つからなくても噴霧。
「出てきたところでやられる」空間を先に作ることが大事です。
たまに出てこれないくらい奥まで行
まとめ:トコジラミの出現をこちらが“待ち伏せ”せよ
「テレビの中にいた」と聞くと不安になりますが、
実際のところ、どこに隠れていても吸血のためには出てきます。
そして私たちはその瞬間を“待ち伏せ”する準備ができる。
それが残留性のある殺虫剤の力。
そして「やることはいつもと一緒」の理由です。
潜伏場所がどこでも、最終的にはこちらが有利。
そのための知識と備えがあれば、必要以上に怖がる必要はありません。