こんにちは、トコジラミ警察です。
長かったコロナ禍が明け、ようやく自由に海外旅行を楽しめるようになりました。
久しぶりの海外旅行に、胸を躍らせている方も多いのではないでしょうか?
しかし、旅行へのハードルが下がる一方で、旅行者を悩ませる新たな問題が発生しています。
近年、ホテルだけでなく、飛行機内でのトコジラミ被害が、世界中で報告されています。
2025年1月3日のsky-budgetによると、ターキッシュエアラインズが運航した複数の便において、トコジラミが見つかり、乗客が苦情を申し立てていたことが、ニューヨークタイムズの報道で明らかになりました(※1)。
同社の機内の座席、毛布、頭上の荷物入れにトコジラミが確認され、実際に被害に遭った乗客から、複数の苦情が寄せられているようです。
※1 出典:https://sky-budget.com/2025/01/03/turkish-airlines-news-16/
ターキッシュエアラインズは、機内でトコジラミが見つかったことを認め、影響を受けた航空機は必要な検査を行うとしています。しかし、問題は特定の航空会社に限ったことではありません。
飛行機内は、多くの人が利用する密閉空間であり、座席の隙間など、トコジラミが潜みやすい場所も多く、トコジラミにとっては、好都合な環境なのです。
せっかくの楽しい旅行を、トコジラミの被害で台無しにしないためには、どうすれば良いのでしょうか?
そこで今回は、トコジラミ警察が、飛行機を利用する際の、トコジラミ対策について、徹底解説します!
なぜ飛行機でトコジラミ対策が難しいのか?
ここまで、飛行機内でのトコジラミ被害の実態と、その深刻さについて説明してきました。「飛行機に乗るのが怖い…」と、不安に感じている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、過度に心配する必要はありません。
重要なのは、現状を正しく認識し、適切な対策を講じることです。
では、なぜ、飛行機では、トコジラミ対策が難しいのでしょうか?
まず、飛行機では、基本的に、座席に座り続けなければなりません。
もちろん、トイレに行く、通路を少し歩く、といったことは可能ですが、新幹線のように「別の車両に移動する」「空いている席を探して移動する」といった、自由な行動は制限されます。
つまり、トコジラミの潜みやすい、座席周辺から、長時間離れることができない のです。
また、離着陸時や、気流が悪い場所を飛行する際には、シートベルトを着用し、座席に座っていなければなりません。
これは、安全上、当然のルールですが、このルールがあるために、異変を感じても、すぐに席を立つことができません。
例えば、「座席に違和感がある」「何か虫のようなものがいる気がする…」と思っても、すぐに、その場を離れて、確認することができないのです。
さらに、機内は、通路も狭く、気軽に歩き回れる環境ではありません。
仮に、トコジラミを発見したとしても、周囲の乗客に迷惑をかけることを考えると、大っぴらに、トコジラミを探したり、駆除したりすることは、難しい でしょう。
そのため、乗客一人一人の、細かな要望に、全て応えることはできません。
例えば、「座席の隙間が気になるから、座席を交換してほしい」「トコジラミがいるかもしれないから、機内を徹底的に消毒してほしい」といった要望を、全て叶えることは、現実的には、難しいでしょう。
そして、飛行機の座席は、複雑な構造をしており、内部に、多くの隙間や、暗い空間があります。
しかし、飛行中は、座席を動かしたり、分解したりすることは、現実的には不可能です。
また、限られた時間の中で、周囲の乗客に配慮しながら、座席の隙間を、くまなくチェックすることは、非常に困難です。
さらに、他の乗客の荷物から、トコジラミが移ってくる可能性もあります。
特に、共有スペースである、頭上の荷物入れは、注意が必要です。しかし、他の乗客の荷物を、勝手に確認するわけにもいきません。
機内は、多くの航空会社において、乗客がリラックスできるよう、照明を暗めに設定しています。
しかし、この暗さは、トコジラミを発見することを難しくし、また、トコジラミが、より活発に活動しやすい環境(※)とも言えます。
(※トコジラミは暗い場所を好む習性がある)
加えて、スプレー、高圧ガス、可燃性物質など、機内持ち込み制限のあるものは多く、トコジラミ対策として、これらを使用することは難しい、あるいは、機内に持ち込める量、使用できる場所に制限があります。
このように、飛行機内は、乗客に行動制限がある がゆえに、乗客が、主体的に、かつ、自由に、トコジラミ対策を実施しづらい環境なのです。
しかし、その中でも、できる対策はあります!
飛行機利用時のトコジラミ対策 (実践編)
ここでは、搭乗前、機内、降機後、それぞれで実践できる、具体的なトコジラミ対策を紹介します。
中でも、最も重要なのが、「降機後の着替え」 です。この対策を、最優先で行うことで、万が一、トコジラミが、あなたの体や、衣服に付着していたとしても、その後の被害を、最小限に抑えることができます。
また、**「荷物をビニール袋に入れる」**対策も、非常に効果的です。
搭乗前
情報収集:
旅行前に、外務省や、旅行先を管轄する保健所、航空会社などが提供する情報を確認し、現地のトコジラミ発生状況を、事前に把握しておきましょう。
「〇〇(国名) トコジラミ」「〇〇(航空会社名) トコジラミ」などと、インターネットで検索すると、最新の情報を、入手できることがあります。
ただし、情報の真偽は、慎重に見極める必要があります。
また、SNSでの情報収集も、参考になります。
「#〇〇航空」「#トコジラミ」などで検索し、利用者の口コミ、被害報告などを確認しておきましょう。
ただし、これらは、あくまでも参考程度にとどめ、過度に不安にならないようにしましょう。
ここで重要なのは、様々な情報源から、トコジラミに関する、正しい知識を、事前に得ておくことです。
荷造り
荷物は、できるだけ、密閉性の高い、ハードタイプのスーツケースに入れましょう。
表面が滑らかな素材の方が、トコジラミが付着しにくく、また、付着しても発見しやすいので、お勧めです。
さらに、衣類、小物類は、ビニール袋や、ジップロック、圧縮袋などに入れてから、スーツケースに入れましょう。
こうすることで、万が一、トコジラミがスーツケース内に侵入したとしても、被害を、最小限に抑えることができます。
トコジラミは、ツルツルした、ビニール素材の、壁面を、登ることができません。
また、きちんと閉じた、ビニール袋の中へ入り込むこともできません。
つまり、荷物を、ビニール袋に、小分けにして、入れておくことは、非常に効果的な、トコジラミ対策なのです。
心配な方は、スーツケースを丸ごとビニールで覆いましょう。
忌避
忌避スプレーでトコジラミを近づけないようにしましょう。
駆除はできませんが忌避はできます。
身体、衣類、荷物にスプレーします。
このタイプは飛行機にも持ち込みが出来ます。
機内
座席周りの確認
機内で、過度に神経質になる必要はありませんが、搭乗後は、座席周りに、違和感がないか、確認しましょう。
座席の隙間、シートポケット、床、テーブル、肘掛け、リクライニングレバーなどに、トコジラミの痕跡(血糞、脱皮殻など)がないか、チェックします。
特に、座席の縫い目、接続部分は、入念に確認しましょう。
もし、トコジラミの痕跡を発見した場合は、速やかに、客室乗務員に報告してください。
(でも席移動できるか分かりませんし、トラブルのもとになりそうだから難しいところです。ケースバイケースで)
心配な方は、座席に、市販のビニールシート(使い捨て)を敷く、などの対策を。
荷物の扱い
荷物は、床や、足元に直接置かず、できるだけ、頭上の荷物入れに収納しましょう。
ただし、頭上の荷物入れにも、トコジラミが潜んでいる可能性があります。
荷物を取り出す際には、周囲に、トコジラミの痕跡がないか、可能なら確認しましょう。
機内で使用する、貴重品や、小物類などは、ジップロックなどの、密閉できる袋に入れておくと安心です。
ここでも、ビニール素材が、トコジラミ対策に、効果を発揮します。
服装
長袖、長ズボンを着用し、肌の露出を減らすことで、刺されるリスクを軽減できます。
また、明るい色の服を選ぶと、万が一、トコジラミが付着しても、発見しやすくなります。
リラックス
機内で、過度に緊張すると、旅行自体を楽しめなくなってしまいます。
できる限りの対策をしたら、あとは、リラックスして、空の旅を楽しみましょう。
降機後 (最重要!)
着替え
飛行機を降りたら、できるだけ早く、別の服に着替えましょう。空港のトイレや、更衣室を利用し、人目を気にせず、着替えられる場所を、事前に確認しておくと、スムーズです。
そして、着ていた服は、すぐに、ビニール袋に入れ、口をしっかり縛ってください。
これは、万が一、トコジラミが、あなたの体や、衣服に付着していた場合に、他の場所へ、トコジラミを拡散させないためです。
また、帰宅後、速やかに、熱処理を行うためでもあります。
この 「着替え」を、最優先で行うことで、その後の、トコジラミ対策が、格段に楽になります。
逆に、この対策を怠ると、自宅にトコジラミを持ち込み、被害が拡大するリスクが高まります。
「着替えは、少し面倒…」と、感じるかもしれませんが、ここで、この対策を、徹底的に行うかどうかが、運命の分かれ道と言っても、過言ではありません。
熱処理
帰宅後は、脱いだ服、カバン、スーツケースなど、可能な限り、高温の乾燥機で、30分以上、熱処理を行いましょう。
熱処理は、トコジラミ対策として、最も効果的な方法です。トコジラミは、熱に弱く、成虫、幼虫、卵、全て、50℃で30分、60℃なら10分で死滅します。
念のためもっと長く処理します。
コインランドリーの、大型の高温乾燥機を利用するのも、お勧めです。
熱に弱い素材のものは、スチームアイロンで、丁寧に熱処理を行いましょう。
特に、縫い目、ファスナー部分、ポケットの中、カバンの底などは、念入りに。
あるいは、思い切って、廃棄する、という方法もあります。
メンタル面でそうする方も多くいます。
旅費の予算に、使い捨ての衣類も含める形です。
スーツケースの確認
スーツケースの外側、内側を、くまなく確認し、トコジラミの痕跡がないかチェックしましょう。
特に、キャスター部分、ファスナー部分、縫い目、底面は、入念に確認してください。
スーツケースカバーを使用している場合は、カバーも、忘れずに確認、熱処理を行いましょう。心配な場合は、スーツケース全体に、スチームアイロンなどで、熱処理を行うと安心です。
もしくは旅行に使ったものすべてを一部屋にまとめて、ゼロノナイトGを散布するという手段もあります。
トコジラミ警察の日頃の対策
これまで、飛行機利用時のトコジラミ対策について、解説してきました。
しかし、「正直、面倒くさい…」「そこまで徹底できない…」と感じている方も、いらっしゃるかもしれません。
そこで、最後に、私、トコジラミ警察が、普段、どのようにトコジラミと向き合っているのか、お伝えします。
強いて言うなら、公共交通機関に乗ったあとやお店を出た後に身体や衣類を手ではらうくらいです。
つまり、特別な対策は、何もしていません。
なぜなら、万が一、自宅にトコジラミが発生したとしても、自分で駆除できるからです。
これまでの経験から、発生後、1ヶ月以内であれば、手持ちの薬剤で、十分に駆除できます。
経験と実績と、あとはシミュレーションできます。
何も捨てませんし、駆除費用も、かけません。
「自宅で発生しても、自分で駆除できる」という、知識、経験、そして自信が、私にとって、最大の武器であり、最大の防御 なのです。
ただし、これは、あくまで、私個人の、対策、そして、考え方です。トコジラミの、生態、駆除方法を熟知し、また、多くの駆除経験があるからこそ、できる方法です。
全ての方に、お勧めできる方法ではありません。
確かに、トコジラミは、とても厄介な害虫です。
しかし、私自身は、我が家の環境、部屋のどこに潜みやすいか、発生しやすい時期、発生したときに、被害を広げないための方法などを、熟知し、それに対する最適な対策を理解しています。
そのため、万が一、トコジラミが、自宅に、侵入したとしても、被害を、最小限に抑えられる、という自信があります。
あるいは、経済的に余裕があり、信頼できる駆除業者を、すぐ呼べる環境にある、そして、業者を自宅に入れることに、抵抗がない、これも、ある意味、理想的な状態と言えるでしょう。
トコジラミが発生しても、精神的なストレスを、最小限に抑えることができます。
しかし、多くの方にとって、それは、現実的ではないかもしれません。
だからこそ、今回紹介したような、実践的な対策が、重要になってくるのです。
そして、もし、自分での対策が難しいと感じたら、無理せずトコジラミ警察を、頼ってください。
「トコジラミを正しく知り、理解し、対策を講じること、そして、自分の状況、能力を、客観的に判断することが、平穏な日常を守る、最も効果的な方法なのです。
それでも心配な方へ
「ここまで読んでも、やっぱりまだ不安…」「自分にできるか心配…」という方は、ぜひ一度、トコジラミ警察まで、お気軽にご相談ください。
トコジラミ警察は、これまで100件以上の、トコジラミに関するご相談に対応してきました。豊富な経験と、専門知識を活かし、あなたに最適な解決策を、一緒に考えます。
例えば、
- 旅行先に合わせた、より詳細な対策
- ご自宅の環境に合わせた、侵入防止策
- 万が一、被害に遭ってしまった場合の、適切な対処法
- 精神的なケア、不安解消のアドバイス
など、どんな些細なことでも、親身になって、対応いたします。
トコジラミの不安を解消し、安心して旅行を楽しむために、トコジラミ警察が全力でサポートします!
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